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2年目社員が伸び悩む理由と、上司が打てる手

入社1年目は教えたことをどんどん吸収していた。2年目に入って、急に伸びが止まった気がする。

仕事は一通りこなせます。言われたことは期限までに終わらせます。ただ、報告は相変わらず経緯から始まるし、新しい仕事を渡すと、まず「どうやればいいですか」と聞きに来る。1年目の終わりから、ほとんど変わっていない。

若手を見ている上司から、こういう相談をよく受けます。本人のやる気が落ちたように見えることもありますが、2年目という時期の側にも理由があります。

1年目は伸びて見える

1年目は何もできない状態から始まります。電話の取り方、社内システムの使い方、お客様の名前。覚えることが目に見えて多く、覚えた分だけ、できることが増えます。

上司から見ても、変化がはっきり分かります。先月できなかったことが、今月はできている。1年目が順調に見えるのは、このためです。

2年目になると、日々の仕事の手順はもう覚えています。手順を覚えることではもう伸びません。次に伸びるには、仕事の進め方そのものを変える必要があります。報告の組み立て方、仕事の分け方、うまくいかなかったときの振り返り方。これらは手順と違って、横で見ていても身につきにくい部分です。

自己流が固まる時期

2年目の若手は1年かけて自分なりのやり方を作っています。

そのやり方で、仕事はなんとか回っています。上司に何度か聞き返されても、最終的には報告が通る。締め切りぎりぎりでも、期限には間に合う。回っているので、本人はやり方を変える理由を感じていません。

上司の側も、仕事が回っている2年目に、いまさら報告の基本を言い直すのは気が引けます。新人のときに一度教えたはずだ、という思いもあります。

こうして、どちらも何も言わないまま、自己流が固まっていきます。3年目、4年目になってから直そうとすると、もっと言いにくくなります。

新人研修で教えたのに、が起きる理由

多くの会社は新人研修で報告の仕方や仕事の進め方を教えています。それでも2年目に身についていないのは、教えた時期が早すぎたからだと考えています。

入社直後は、報告する仕事そのものがまだほとんどありません。結論から話せと教わっても、結論を求められる場面がない。型を聞いても、当てはめる先がないまま忘れてしまいます。

2年目なら、自分の担当があり、毎週の報告も、締め切りも、トラブルもあります。同じ話を聞いても、自分の仕事のどこに当てはまるかがすぐに分かります。仕事の進め方を教えるなら、2年目以降のほうが身につきやすいはずです。

上司が打てる手

2年目の伸び悩みに対して、上司ができることを3つ挙げます。

型の名前を決める

まず、直してほしいことに名前をつけます。「報告は結論から」「仕事は分けてから始める」。名前があると、指摘が一言で済みます。毎回「もう少し分かりやすく」と言われても、本人は何を直せばいいか分かりません。

変化を1つに絞る

2年目に直してほしいことは、たいてい複数あります。全部を同時に言うと、どれも直りません。

3か月に1つと決めて、まずは報告なら報告だけを見ます。週報が結論から書かれていたら、それだけを褒めます。1つ直ると、本人にも変わったという実感が出て、次の話がしやすくなります。

外で学ぶ機会をつくる

上司自身がうまく説明できない部分は、外の研修で教えてもらうのも一つの手です。長年の勘でやってきた上司ほど、自分の仕事の進め方を言葉にするのは難しいものです。

外で他社の若手と一緒に学ぶと、本人にとっても、自分のやり方を見直すきっかけになります。社内で上司から言われるより、素直に受け止められることもあるようです。

後輩が入る前に

2年目の伸び悩みを放っておくと、困るのは本人だけではありません。

春に新人が入ると、2年目は教える側に回ります。自分の仕事の進め方を言葉にできていないと、後輩には「見て覚えて」としか言えません。こうして自己流がそのまま次の世代に引き継がれていきます。

後輩を迎える前に2年目の仕事の進め方を一度整えておくだけで、翌年の新人の育ち方も変わってくるはずです。研修を勧めるときの伝え方は、若手に研修を勧めるときの伝え方に書きました。

人選が固まる前の相談から、受け付けています。

次回は1月12日(火)開講、申込期限は1月11日(月)です。相談の時点では、申し込みは確定しません。担当から2営業日以内にメールで返信し、お見積りもお出しできます。

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